スペイン・グラナダを訪れたら、アルハンブラ宮殿は絶対に外せないスポット♡でも、「公式サイトでチケットが取れない」「市内の移動が不安」なんて悩み、よく聞きませんか?そんな時の強い味方が「グラナダカード」です。
宮殿観光に、市バス利用に、複数の観光施設巡りにも使えて、実はコスパ抜群◎今回は、グラナダパスの魅力と賢い活用法を、2025年最新情報とともに徹底ガイドします!
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グラナダカードとは?

「Granada Card(グラナダカード)」は、グラナダ市内の主要観光施設と都市バス利用がセットになった観光パス。
グラナダ市内の主要観光施設の入場券と市内交通がセットになった観光パスです。現地では「Bono Turístico(ボノ・トゥリスティコ)」とも呼ばれています。
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パスの種類と有効期限
グラナダパスには4つのタイプがあります。
Granada Card 24h(24時間)
- 有効期限:24時間
- アルハンブラ宮殿のナスリ宮殿に夜間入場(アルカサバとヘネラリフェは含まれません)
- 12の観光施設に入場可能
- 価格:約46.92ユーロ
Granada Card 48h(48時間)
- 有効期限:48時間
- アルハンブラ宮殿(ナスリ宮殿、アルカサバ、ヘネラリフェ)に昼間入場
- 12の観光施設に入場可能
- 価格:約49.06ユーロ
Granada Card 72h(72時間)
- 有効期限:72時間
- アルハンブラ宮殿(ナスリ宮殿、アルカサバ、ヘネラリフェ)に昼間入場
- 17の観光施設に入場可能
- アンダルシア時代の歴史的建造物5か所も追加
- 価格:約56.57ユーロ
Granada Card Gardens(庭園パス)
- アルハンブラ宮殿のヘネラリフェ庭園とアルカサバのみ
- ナスリ宮殿は含まれません
- 8つの観光施設に入場可能
すべてのパスに市内バス9回分の乗車券と観光列車1周分のチケットが含まれています。
どんな施設に入場できる?
グラナダパスで入場できる主な施設はこちら:
すべてのパスに含まれる施設:
- アルハンブラ宮殿(パスの種類により入場範囲が異なります)
- グラナダ大聖堂
- 王室礼拝堂(カピージャ・レアル)
- カルトゥハ修道院
- サン・ヘロニモ修道院
- 科学博物館(プラネタリウムとビオドモは別料金)
- カサ・デ・サフラ
- クアルト・レアル
- サクロモンテ修道院
- カサ・デ・ロス・ティロス博物館
- 美術館
- 考古学博物館
72時間パスにのみ含まれる施設:
- コラル・デル・カルボン
- バニュエロ(アラブ浴場)
- カサ・デル・オルノ・デ・オロ
- カサス・デル・チャピス
- ダル・アル・オラ宮殿
各施設は有効期限内に1回のみ入場できます。
なぜグラナダカードがお得なの?料金比較で徹底検証
「本当にお得なの?」と思いますよね。実際に計算してみましょう!
個別購入とパス購入の料金比較検証
個別でチケットを購入した場合:
- アルハンブラ宮殿一般入場券:19.09ユーロ
- グラナダ大聖堂:6ユーロ
- 王室礼拝堂:6ユーロ
- カルトゥハ修道院:5ユーロ
- サン・ヘロニモ修道院:5ユーロ
- 科学博物館:10ユーロ
- サクロモンテ修道院:5ユーロ
- 市内バス9回分:約14.40ユーロ(通常料金1.60ユーロ×9回)
- 観光列車:8ユーロ
合計:約73.69ユーロ
Granada Card 48h購入の場合:49.06ユーロ
つまり、約24.63ユーロ(約40%)もお得になります!
72時間パスならさらに5つの施設が追加されるのに、価格は56.57ユーロ。複数の施設を回る予定があるなら、間違いなくお得です♡
こんな人には特におすすめ
- アルハンブラ宮殿以外に3〜4つ以上の観光施設を回る予定がある人
- 市内をバスで効率よく移動したい人
- グラナダに2〜3日滞在する人
- アルハンブラ宮殿の公式チケットが売り切れていた人
特に、アルハンブラ宮殿のチケットはすぐに売り切れてしまうので、救済処置としてグラナダカードを利用するのにもおすすめ。
実際に、前日だとアルハンブラ宮殿のナスリ宮殿の予約入場券は購入できなかったのですが、グラナダカードを購入することで、予約枠をゲットすることができました。
交通機関はどう使う?バスと観光列車の利用方法
グラナダカードには市内交通が含まれていますが、使い方にコツがあります。

市内バス9回分の使い方
パスには市内の路線バス(都市バス)9回分の乗車券が含まれています。ただし、バスカードは指定のバス停の券売機で引き取る必要があります。

引き取り可能なバス停:
Acera del Darro 8 – Puerta Real
Acera del Casino 5 – Puerta Real
注意点:
- バスカードはパス有効期間開始の2日前から引き取り可能だが、使えるのはパス有効期間内のみ
- 空港バスは都市バス路線に含まれないため使用不可
- 最初の乗車から60分以内なら同じ路線以外への乗り換えは無料
観光列車の使い方
観光列車(Granada City Tour)は1周分が含まれています。ホップオン・ホップオフ(乗り降り自由)ではないので注意。
乗車方法:
- Carrera del Darro 3Aにある「Granada City Tour Office」で乗車券を受け取ります
- または、グラナダパスの確認書にあるQRコードを直接提示
- 1周約45分で市内の主要観光スポットを巡ります
観光列車は市内の地理を把握するのに便利なので、滞在初日に乗るのがおすすめです♪
詳細については公式サイトをチェック

アルハンブラ宮殿のチケットが公式で取れない!そんな時こそグラナダカード
アルハンブラ宮殿、特に美しいナスリ宮殿の公式チケットは数か月前から売り切れることも珍しくありません。でも諦めるのはまだ早い!
グラナダパスなら予約枠が別にある
グラナダパスは、公式サイトとは別の予約枠を持っています。つまり、公式サイトで「Sold Out」になっていても、グラナダパスなら予約できる可能性があります。
ただし、グラナダパスの在庫も限られているため、できるだけ早めの購入が鉄則。販売は訪問日の3か月前から開始されます。
ナスリ宮殿は時間指定が必須
グラナダパスを購入する際、必ずナスリ宮殿への入場日時を指定する必要があります。
重要な注意点:
- 指定した日時に遅れると入場できません
- ナスリ宮殿の入場時間は変更不可
- アルハンブラ宮殿の他のエリア(アルカサバ、ヘネラリフェ)は開園時間内ならいつでもOK
- ただし、すべてのエリアを同じ日に訪れる必要があります
パスの有効期限は、アルハンブラ宮殿のナスリ宮殿に入場した時点からカウントが始まります。つまり、ナスリ宮殿訪問前は他の施設に入場できません。
本人確認が必要!
アルハンブラ宮殿では、入場時にパスポートなどの身分証明書の提示が必須です。グラナダカードは記名式で、購入時に登録した名前と身分証明書が一致している必要があります。忘れずに持参しましょう!
グラナダパスの購入方法と受け取り方
オンライン購入が基本
グラナダパスはオンラインでのみ購入可能です。グラナダ市内に販売窓口はありません。
デジタルチケットで簡単便利
購入後、メールで確認書(バウチャー)が届きます。これがそのままグラナダパスになります。
使用方法:
- スマートフォンに保存して画面で提示
- または、印刷して紙で持参
- 各施設の入口でQRコードをスキャンしてもらいます
物理的なカードの受け取りは不要です。市バスカードだけは別途引き取りが必要ですが、それ以外はすべてデジタルで完結します♪
実際に使ってみた!グラナダパス活用の賢いプラン例
48時間パスでグラナダを満喫プラン
1日目(アルハンブラ宮殿訪問日)
9:00 グラナダ到着。まずは大聖堂近くのバス停でバスカードを引き取り
10:00 観光列車に乗車して市内を1周。地理を把握します
12:00 ランチ休憩
14:00 アルハンブラ宮殿のナスリ宮殿に入場(予約時間厳守!) →ここでパスが有効化され、48時間のカウントダウンスタート
14:00-18:00 アルカサバ、ヘネラリフェ庭園もゆっくり見学
19:00 市バスでアルバイシン地区へ移動。サン・ニコラス展望台からアルハンブラ宮殿の夕景を眺める♡

2日目
10:00 グラナダ大聖堂見学
11:30 王室礼拝堂見学(大聖堂のすぐ隣)
13:00 ランチ後、市バスでカルトゥハ修道院へ
15:00 カルトゥハ修道院見学。バロック建築の傑作に感動
17:00 市バスで戻り、サクロモンテ修道院へ
18:30 フラメンコの洞窟が並ぶサクロモンテ地区を散策
このプランなら、主要な観光スポットをしっかり押さえながら、バス移動も効率的。48時間をフル活用できます◎
グラナダパス利用時の注意点とコツ
訪問順序を間違えないで!
パスはアルハンブラ宮殿のナスリ宮殿に入場した瞬間に有効化されます。それ以前は他の施設に入場できません。
つまり、グラナダ到着後すぐに大聖堂を見学して、翌日にアルハンブラ宮殿…という順序は不可能です。
おすすめの流れ:
- グラナダ到着
- バスカードと観光列車チケットを受け取り
- アルハンブラ宮殿を最優先で訪問(予約時間に合わせて)
- その後、有効期限内に他の施設を回る
各施設の開館時間を事前チェック
有効期限内でも、各施設の開館時間内にしか入場できません。
休館日に注意:
- 12月25日(クリスマス)
- 1月1日(元日)
- その他、施設ごとに休館日が異なる場合あり
週末や祝日は開館時間が短縮される施設もあります。事前に各施設の開館時間を確認してスケジュールを組みましょう。
グラナダパスは本当に必要?こんな人には不要かも
グラナダパスはお得ですが、すべての旅行者に必要というわけではありません。
グラナダパスが不要な人:
- アルハンブラ宮殿だけ見られれば満足
- グラナダ滞在が1日以下
- 徒歩での移動が苦にならない
- 既にアルハンブラ宮殿の個別チケットを確保済み
アルハンブラ宮殿の一般入場券は19.09ユーロ。他の施設に興味がなく、バスもあまり使わないなら、個別チケットの方が経済的です。
グラナダパスが必須な人:
- アルハンブラ宮殿の公式チケットが売り切れている
- グラナダに2〜3日滞在して複数の施設を回りたい
- 効率的にバス移動したい
- 観光プランをシンプルにまとめたい
自分の旅のスタイルに合わせて選びましょう◎!
まとめ:グラナダパスで賢く、お得に、快適な観光を♡
グラナダパス(Granada Card)は、アルハンブラ宮殿への確実な入場と市内交通、複数施設への入場をまとめてカバーする、グラナダ観光の強い味方です。
グラナダパスのポイント:
- 48時間パスなら約40%の節約が可能
- アルハンブラ宮殿の公式チケットが売り切れでも予約できる可能性あり
- 市内バス9回分と観光列車1周分が含まれる
- オンライン購入で、デジタルチケットがそのまま使える
- ナスリ宮殿の入場日時指定が必須
- キャンセル・変更は不可なので、日程確定後に購入を
賢く使うコツ:
- 購入前に訪問したい施設と開館時間をチェック
- アルハンブラ宮殿訪問を最優先にスケジュールを組む
- バスカードは到着後すぐに引き取る
- 身分証明書を忘れずに持参
グラナダは見どころ満載の美しい街。グラナダパスを上手に活用して、アルハンブラ宮殿の息をのむような美しさも、大聖堂の荘厳さも、歴史ある修道院も、すべてを存分に楽しんでください♡
素敵なグラナダ旅行になりますように!
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