初めてのリスボン観光で必見のスポット10選♡世界遺産・絶景・見どころ・アクセス

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Leonhard NiederwimmerによるPixabayからの画像
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ポルトガルの首都・リスボンは、坂の多い路地、アズレージョと呼ばれる美しい装飾タイル、そして歴史ある建造物が調和した”海の街”です。街全体が観光地といえるほど魅力に満ちており、近年ますます多くの旅人を魅了しています。

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このガイドでは、リスボン初心者でも安心して楽しめるよう、アクセス方法、街の歴史、エリア別観光スポット、そして日帰り旅行プランをまとめました。

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日本からのアクセスは?

直行便or乗り換え

日本からリスボンへの直行便は現在ありません。主要な乗継地を経由して向かいます。

主な乗継都市: ドバイ(Emirates)、フランクフルト(Lufthansa)、アムステルダム(KLM)、パリ(Air France)、イスタンブール(Turkish Airlines)など

総移動時間:17〜22時間程度(乗継時間を含む)

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一見するとハードルが高めですが、ヨーロッパ圏の中でも比較的、ホテルもレストランもリーズナブルで円安の時代でも観光しやすく、ありがたい国がここ、ポルトガルです。

空港から市内への移動方法

リスボン・ウンベルト・デルガード国際空港は市内中心部から約6km北に位置します。

メトロ(地下鉄) – おすすめ

  • 所要時間:約25分
  • 料金:約1.5ユーロ
  • 赤線を利用して市内中心部へアクセス
  • 運行時間:6時30分〜翌1時
  • 初めての利用でも分かりやすい

タクシー/配車アプリ

  • 所要時間:15〜20分
  • タクシー料金:15〜20ユーロ程度
  • UberやBoltなどの配車アプリの利用も可能

公共バス

  • 705番、722番、744番、783番などが運行
  • 料金:約2ユーロ

空港のターミナルから地下鉄の駅まではわかりやすい道順かつ、本数も多いので、大荷物を運ぶなど特殊な状況でなければ圧倒的に地下鉄がおすすめです。

リスボンの歴史と街の魅力

リスボンの歴史

リスボンは古代ローマ時代から重要な港湾都市として栄えてきました。8世紀以降はイベリア半島のイスラム支配下に置かれていましたが、12世紀にポルトガル王国が再征服しました。

Boats of Vasco da Gama’s fleet, 1497

15〜16世紀の大航海時代には、ポルトガルが世界進出の中心となり、香辛料貿易による巨万の富がこの街にもたらされました。この時代の繁栄を象徴する建造物が、今でも市内に数多く残っています。

ベストシーズン

春(3月〜5月)秋(9月〜10月) が最適です。

夏は観光客が大幅に増え、日中は気温が高くなります。冬は雨が多いため、快適に街歩きをするなら春秋シーズンをお勧めします。

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街歩きの魅力

  • 装飾タイル(アズレージョ)で飾られた建築
  • 坂道を登る黄色いトラム
  • 見晴らしの良いミラドウロ(展望スポット)
  • 歴史のある修道院や城塞
  • テージョ川に面した海の風景

どの角度から眺めてもフォトジェニックで、街そのものがテーマパークのように美しいのも魅力です。

エリア別・リスボン観光スポット10選

ベレン地区

大航海時代の栄光を今に伝える歴史地区です。リスボン市街地からトラム15番で約30分、またはバスでアクセスできます。

ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)

16世紀初頭に着工され、19世紀に完成した壮大な修道院です。マヌエル様式の最高傑作とされ、1983年に世界遺産に登録されました。

見どころは、繊細な彫刻で飾られた回廊とサンタ・マリア聖堂。柱や天井に施された装飾は、平坦な場所がないほど緻密に彫り込まれています。これは大航海時代の栄華をシンボライズしており、海や船、サンゴなどの海洋モチーフが多用されています。

修道院内には、探検家ヴァスコ・ダ・ガマや詩人ルイス・デ・カモンイスをはじめ、歴史的な人物の棺が安置されています。

営業時間:10時〜18時30分(冬季は17時30分)※入場は閉館30分前まで 定休日:月曜、1月1日、イースター、5月1日、12月25日 入場料:大人10ユーロ

土日や繁忙期などは当日の入場枠が埋まってしまうこともあるので、事前にチケットを購入するのが◎

ベレンの塔(Torre de Belém)

1515年に完成した優美な要塞塔で、テージョ川河口に立っています。ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓を記念して建造されました。

元々は川中の小島に建っていましたが、1755年のリスボン大地震による地形変化により、現在は陸地に接しています。6層からなる塔の内部は螺旋階段で構成されており、各階から河口や市街地を眺望できます。

外観の優雅さから、作家司馬遼太郎は「テージョ川の貴婦人」と表現しています。

営業時間:10時〜18時30分(冬季は17時30分) 定休日:月曜、1月1日、イースター、5月1日、12月25日 入場料:大人6ユーロ

※リスボアカード(リスボン観光パス)を購入すると入場料が無料。

発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)

1960年に建造された高さ52mの帆船型モニュメントです。大航海時代に関わった33人の英雄が彫刻されており、エンリケ航海王子、ヴァスコ・ダ・ガマ、フランシスコ・ザビエル、マゼランなど、日本の歴史にも関わりのある人物が多数含まれています。

正面の石畳には世界地図のモザイクが施されており、ポルトガルが各地を「発見」した年が記されています。

アルファマ地区

リスボンの旧市街で、迷路のような狭い路地が特徴です。坂が多く、歴史的な雰囲気が色濃く残っています。

サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)

Portugal, Lissabon, Castelo de São Jorge
Berthold Werner

丘の上に立つ城塞で、旧市街全体を見下ろす位置にあります。オレンジ屋根の家々が階段状に積み重なる景観とテージョ川を一望できる絶景地です。

13世紀から17世紀にかけて、様々な支配者によって改築・補強されました。城内を散策すると、当時の防御システムを垣間見ることができます。

リスボン大聖堂(Sé de Lisboa)

12世紀に創建されたポルトガル最古の教会です。ロマネスク様式の重厚な外観が特徴的で、複数回の地震や戦乱で損壊と修復を繰り返してきました。

旧市街の散策ルート上にあり、立ち寄りやすいスポットです。

バイシャ地区

18世紀の大地震後に計画的に再建された地区で、碁盤目状の街路が特徴です。商店や飲食店が集中し、リスボンの中心的な商業地帯となっています。

コメルシオ広場(Praça do Comércio)

バイシャ地区の南側、テージョ川に面した巨大な広場です。1辺が約200m、面積は3万平方メートルを超え、ヨーロッパ有数の広さを誇ります。

1755年のリスボン大地震後に再建され、現在では市民の憩いの場として機能しています。広場の北側に立つ「アルコ・ダ・ルア・アウグスタ」(勝利のアーチ)は、1875年に完成した装飾性に優れた凱旋門で、頂上から広場やテージョ川を一望できます。

広場中央にはドン・ジョゼ1世の像が立ち、周囲にはカフェやレストランが並んでいます。特に夕方から夜間にかけての景色が美しく、テージョ川に落ちる夕日の眺望は格別です。

トラム28番

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リスボンの歴史的な黄色い電車です。アルファマ地区、バイシャ地区、バイロ・アルト地区など、主要地区を走っています。

観光目的での利用はもちろん、地元の人々の生活路線でもあるため、リスボンの「日常」を感じながら移動できます。狭い路地を通るため、乗車体験そのものが観光になります。

リスボンのメイン観光スポットでもあるので乗車に1〜2時間並ぶ可能性があるので、時間がある時に乗車するのがグッド。

サンタ・ジュスタのエレベーター(Elevador de Santa Justa)

1902年に完成した高さ45m、新ゴシック様式の鉄製エレベーターです。バイシャ地区とカルモ広場(バイロ・アルト地区との境界)を結びます。

設計者はエッフェル塔の製作者ギュスターヴ・エッフェルの弟子で、繁細な鉄細工が施されたグレー色の建造物は、リスボンのランドマークとなっています。上部の展望台からはリスボン旧市街の全景を一望でき、特にサン・ジョルジェ城やテージョ川の風景が印象的です。

ただし観光地として大変混雑するため、朝早い時間帯の利用をお勧めします。

営業時間:11月~4月/7:30~21:50、5月~10月/7:30~23:00 料金:往復6ユーロ(展望台付き)
※リスボアカードで無料

パルケ・ダス・ナソエンス地区

1998年のリスボン万博跡地を再整備した現代的なエリアです。テージョ川沿いのプロムナード、ケーブルカー、ショッピング施設が整備されており、リスボン観光の中でも比較的新しい魅力を持つエリアです。

全長 17 km の斜張橋「ヴァスコ・ダ・ガマ橋」も有名。

リスボン・オーシャナリウム(Oceanário de Lisboa)

Oceanário de Lisboa em Portugal 
Patricialaraia

世界最大級規模の水族館です。大西洋、太平洋、インド洋、北極圏など、世界の海をテーマにした展示が充実しています。海洋生物の多様性や環境保全について学べる施設として高く評価されています。

ヴァスコ・ダ・ガマ タワー(Torre Vasco da Gama)


Filip Maljković
 from Pancevo, Serbia

最上階の展望台では、リスボンの夜景やサンセットなどを見ることができ、落ち着いた観光が好きな人におすすめのスポット。近くにあるケーブルカー(Telecabine Lisbon)と共に、テージョ川の絶景を楽しむのも粋。

リスボンから足を伸ばして…

シントラ(Sintra)

リスボン市街地から電車で約40分の世界遺産地区です。

ペーナ宮殿 – カラフルに装飾された幻想的な王宮で、丘の上から周辺の風景を一望できます。

レガレイラ宮殿 – 19世紀に建造された豪華な邸宅で、庭園内に秘密の通路や井戸など神秘的な仕掛けが隠されています。

ムーアの城塞 – 8世紀に建造された城塞で、険しい丘の上に立っており、険しいハイキングコースで知られています。

シントラについてはこちらの記事で詳しく紹介しているのであわせてチェック!
【関連記事】【2025年最新】リスボンから世界遺産・シントラへの日帰り旅|宮殿・城塞・自然美を満喫!

カスカイス(Cascais)

Jan ZimolaによるPixabayからの画像

リスボンから電車で約30分の海辺の町です。美しいビーチ、マリーナ、海沿いのカフェが並ぶ上品なリゾート地です。シントラと組み合わせて訪れるツアーも人気があります。また、ユーラシア大陸最西端のロカ岬へのバスがここから発着しているので合わせて観光するのも◎!

リスボンを効率よく観光するならツアーに参加するのも手!

そこまで大きくない街なので、観光はしやすいのですが、歴史や穴場スポットを教えてもらいながら観光するツーアもおすすめです。

リスボン市内の観光地を半日でコンパクトに巡るツアー。トラムに乗車したり、泥棒市に行ったりとギュッと楽しむことができます。日本語で観光ができるのも安心。

自力では行きづらいシントラ、カスカイス、ロカ岬などを車で巡ってくれるので、とっても楽なツアー。しっかりと自由時間があるのも嬉しい。

ポルトガルの歴史を感じる・リスボンで素敵な時間を

リスボンは、長い歴史、世界遺産エリア、絵になる街並み、便利な公共交通、魅力的な日帰り旅行先が揃った「旅しやすい首都」です。

日本からは乗継が必要ですが、アクセスは難しくなく、旅経験が少ない方でも安心して楽しめます。街歩きそのものが醍醐味となる、素敵な旅先としておすすめなので、ぜひ次のバケーションの候補にしてみてはいかが?

Nyu TABI.com編集部

もっと旅が好きになるをコンセプトに、国内外の観光情報、航空会社、ファッション、グルメなどをお届けするWEBマガジン「Nyu Tabi」を運営する編集部。

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